1.パッケージインストール
# yum -y install tigervnc-server
2.VNCユーザパスワードの登録
# su ユーザ名
$ vncpasswd
3.VNC起動用ファイル編集
1)custom.confの編集
# vi /etc/gdm/custom.conf
[xdmcp]
Enable=true
2)xstartupの編集(必用な時のみ)
・xstartupファイルを作るためを一度起動させ終了させる
#vncserver :1
#vncserver -kill :1
# vi /ユーザ名/.vnc/xstartup
unset SESSION_MANAGER
unset DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS
exec /etc/X11/xinit/xinitrc
・日本語にならない場合最終行に追記する
export GTK_IM_MODULE=scim
・日本語入力の切り替えは 「Ctrl + スペース」です。
4.VNCサーバー起動
(1)方法1
・起動するユーザにログインしてvncserverを起動して接続する
#vncserver :1
・ ディスプレイ番号「1」、解像度「800×600 」、色深度「24」で起動
例: vncserver :1 -geometry 800×600 -depth 24
・後はクライアントでログインする。
(2)方法2
・OS起動時にvncserverを自動起動する
1)ユニットの設定ファイルをコピー
# cp -a /lib/systemd/system/vncserver@.service /etc/systemd/system/vncserver@:1.service
2)ファイル中の<USER>をログインするユーザ名に変更する
#vi /etc/systemd/system/vncserver@:1.service
3)VNCサービスの自動起動設定し起動する。
#systemctl enable vncserver@:1.service
4)VNCサービスの起動を行う。
#systemctl start vncserver@:1.service
・後はOSを再起動してクライアントでログインする。
※enableをすることで以下位置にコピーが行われる。disableで削除される。
disableが動作しないときは、ファイルを手動で削除する
/etc/systemd/system/multi-user.target.wants/vncserver@:1.service
vncserver確認方法
#systemctl status vncserver@.service
#systemctl list-unit-files -t service
起動エラー対処法
・「Failed to start Remote desktop service (VNC)」エラー
1)上記エラーが表示された場合、まずはVNCサーバのプロセスを停止させる。
#vncserver -kill:1 (起動しなかったVNCサービス番号)
2)プロセス停止後、「/tmp/.X11-unix/」フォルダ配下にあるソケットファイルを削除する。
#rm /tmp/.X11-unix/X1 (起動しなかったVNCサービス番号)
3)再度VNCサービスを起動させる。