構造体のストラクチャーについて説明します。
通常のクラスとの違いは通常のクラスが参照型であるのに対し、構造体が値型であることです。
ストラクチャーを定義するには
<属性> Structure <構造体名> <属性> <メンバー名> As <変数型名> : End Structure
ストラクチャー例
Public Structure Person Implements IDisposable Private m_Name As String Private m_Age As Integer 'Newで初期化された場合用のコンストラクタ Sub New(ByVal name As String, ByVal age As Integer) Me.m_Name = name Me.m_Age = age End Sub 'IDisposableインターフェースの実装デストラクタ Public Sub Dispose() Implements System.IDisposable.Dispose Console.WriteLine("Disposeが呼び出された。") End Sub '名前を設定する Public Sub SetName(ByVal name As String) Me.m_Name = name End Sub '名前を取得する Public Function GetName() As String Return (Me.m_Name) End Function '年齢を設定する Public Property Age() As Integer Get Return m_Age End Get Set(ByVal value As Integer) m_Age = value End Set End Property End Structure
通常のクラスの使い方とあまり変わりません。通常では、ストラクチャーを使うことはあまりないと思います。
固定長の配列として扱いたい場合などに使用します。
固定長で宣言する
StructLayoutを使用するためImports System, System.Runtime.InteropServicesを追加します。
必ずしもStructLayoutの設定はいらないのですが、メモリの確保の仕方が32bit,64bitなどの機械(OS)により異なります。
ので以下はバイト単位でメモリを確保したいので指定します。(通常ではバイト単位で連続に確保されない)
Imports System, System.Runtime.InteropServices <StructLayout(LayoutKind.Sequential, Pack:=1)> Friend Structure Person <VBFixedArray(20 - 1)> Public Name() As Byte <VBFixedArray(2 - 1)> Public Age() As Byte End Structure
LayoutKind列挙体は、アンマネージ コードにエクスポートするときにオブジェクトのレイアウトを制御します。